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風の中の1ページ

●Bloody Doll

前回の、このコーナーでも書きましたが、筆者の趣味は「読書」です。
特に特定のジャンルを、というわけではなく、「雑読」です。
前回ご紹介した《片岡 義男》のような小説も読みますし、歴史物なんかも好きです。
推理小説も、昔は《アガサ・クリスティー》など、夢中になって読みました。

今回、ご紹介するのは、「ハードボイルド」です!
日本に於いては「ハードボイルド小説」というジャンルは、比較的新しいジャンルだと思います。
まぁ、100年ちょっと前までは“ちょんまげ”を結っていた国ですから、「ハードボイルド」という概念が育つ土壌ではなかったでしょうね(笑)

「ハードボイルド」と言うと、まず頭に浮かぶのは《レイモンド・チャンドラー》でしょうね。
『長いお別れ』や 『さらば愛しき女よ』『かわいい女』『プレイバック』など、題名だけでもカッコイイ小説があります。
私が好きなのは、なんと言っても『長いお別れ』の冒頭のシーンで、テリー・レノックスがフィリップ・マーロウに本当のギムレットの作り方を教えるシーンと、かの有名な「ギムレットには早すぎるね」という台詞です。
他にも、マーロウ名言集がたくさんあるのですが、みんな格好良すぎますよね。

さて、日本のハードボイルドも70年代後半から、80年代はじめに色々な作家が出てきて、「日本のハードボイルド」というジャンルが確立されたように思います。
当時デビューした作家の中で、今回ご紹介するのが 《北方謙三》であり、その作品の中の『ブラディ・ドール シリーズ』です。
このシリーズは、第1作『さらば、荒野』から最終昨『ふたたびの荒野』まで全10作になるのですが、面白いのは第1作に出てきた主人公“川中”を取り巻く人物が、回を重ねる毎に増えてきて、しかも、その新しい登場人物が第2作(『碑銘』)第3作(『肉迫』)の主人公になっていくという構成で物語が進んで行くところです。
第1作の主人公 “川中”も当然登場するのですが、あくまでもそれぞれの巻の主人公は別の人物になって物語が進行して行く。それでいて、“川中”という人物は圧倒的な存在感を持って、物語の中心に居る、というよりも、いつも物語=事件に係わってしまうという男を演じています。

そして前作で主人公だった人物は、そのまま“川中”達がいるN市に住み着き、次の巻の主人公の周りで、また貴重な役割を演じて行くという展開になります。
当然、第1作から順番に読んでいった方が面白いのですが、途中から読んでも、順番に関係なく読んでも、1作、1作で物語としては完結しているので、充分楽しめます。

この『ブラディ・ドール シリーズ』には、それぞれの巻の主人公と共に、物語の脇役として様々ななアイテムが現れます。
それは、酒であったり、音楽であったり、絵であったり、葉巻であったり・・・・
それらが「タフな男のアイテム」として、重要な場面でさりげなく現れるところが、またカッコイイのです。

当然そのアイテム群の中に「車」が出てきます。
まず、第1作と最終作の主人公“川中”の愛車は、<黒のポルシェ911カレラ4>(第1作ではワインレッドの911でした) 。
モーター・ジャーナリストの清水草一氏にいると、ポルシェ911という車は「一種の兵器」だそうです。
徹頭徹尾機械であり、徹頭徹尾ドイツ製品であると。
鋭いコーナリングと強烈なトルクを、自分の意志で制御できうるのは、やはり“川中”というハードボイルドな男にしかできない芸当なのでしょう。

そして、“川中”とは対照的に描かれている病的でニヒルな弁護士“キドニー”が乗る車は、その人物設定と同じように、ポルシェ911と対極にあるようなフランス車「シトロエンCXパラス」です。サスペンション、ギアボックス、ステアリング、ブレーキを全て油圧制御し、乗り心地を最優先させた女性的な車です。
私も何度か乗ったことがあるのですが、エンジン始動時のフワッとした浮き上がり感、エンジン停止時のおなじくフワッと沈み込む感じ。まさに極上のリムジン(乗ったことはありませんが(^^;;)のリアシートに乗っているような感触です。
“川中”のポルシェ911カレラが「ハードボイルドな男の車」であるならば、“キドニー”のシトロエンCXパラスは「優雅な女性的な車」と言えるでしょう。

5作目『黒銹』に登場するおしゃべりな殺し屋“叶 竜太郎”が乗るのは「真っ赤なフェラーリ328」です。
いかにもイタリア車らしく(と、言うよりも、イタリア=フェラーリですね)とにかく派手な車です。
その派手派手さ、目立ちすぎる容姿が、「殺し屋」という職業とミスマッチなところが、また面白い組み合わせです。

その他にも、第4作目『秋霜』には画家“遠山 ”が乗る「ジャガー」、第7作目『残照』には“下村 ”が乗る「RX7」、第9作目『聖域』には高校教師“西尾 ”が乗る「カローラ・レビン」、シリーズ前半で“川中”の片腕として重要な役割を演じる“藤木”は「スカイライン(おそらくR30型)」など、クルマ好きにはたまらなくカッコイイ場面が出てきます。

この『ブラディ・ドール シリーズ』は、男性にはもちろん、女性にも読んでいただきたい、カッコイイハードボイルド小説です。
男性は、格好いい男のひとつのケースとしてこのシリーズを読んでいただきたいですし、女性には、くだらない男と、本物の男を見極める材料にしていただければと思います。(見極められたら、困ってしまうかも・・・・(笑))

 

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